もっと幸せに働こう(MB)
Kindleで購入したのですが、内容が心に響いたので、枕元に置く用、人に貸す用に書籍も購入予定。
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目標設定の仕方
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ビジネスは幸せのツール
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コンプレックスで人を救える
1.目標設定の仕方
まず、「 目標はなぜ必要なのでしょう」
A.自分を律するため。
ほとんどの人間は怠け者です。
それは自分が悪いからでもなく、「人間は元々本能的にリスクがない安全なことを選ぶ」から。
では、「自分を律し結果を出すための目標」はどうやって立てたらいいか。
目標には3つあり、
- 達成目標(達成したい数値、期間)→1年後、試験に合格する
- 行動目標(達成するためにどんな行動が必要か)→毎日試験勉強(過去問を解く、参考書に目を通す)をする
- 実行項目(達成するために今日何をすべきか)→毎日20時に参考書20ページに目を通す
これら3つを正しく設定することが必須。
そして、大事なことが「期限を設けること」
目標を達成するために、嫌なことにも取り組まないといけません。
しかしながら、人間は苦しい努力を続けることはできません。
だからこそ「1年だけこの目標を達成するために頑張ってみよう」と期限をつけることが必要なのです。
2.ビジネスは幸せのツール
ビジネスは、「多くの人を幸せにするためのツール」
お客様はサービスを受けて得られる感情(楽しい、幸せなど)にお金を払っている。
強い感情を生み出すことで対価を得られる→客単価のビジネス
客数重視→リピーターよりも集客を高くすることに特化
「客単価重視」か「客数重視」か自分のビジネスがどちらなのかきちんと定義しなければ、今後提供するサービスに迷いが出てしまう。そして、それは数字に現れる。
「顧客にどの程度の感情を与えたいか」
「顧客に自分のサービスを通じてどうなってほしいか」
をしっかり定義すること。
社会に対してメリットを与える人は大成し、自己に対してメリットを求める人は冷遇される。
「私」という存在自体もツールに過ぎない→仏滅
「私」という存在は、社会において必要な歯車だから、社会に幸福を与える存在であることで、結果的に社会の一部である自分に利益が返ってくる。
3.コンプレックスで人を救える
「センスは先天的なもの」であり、「自分はセンスがない」と考えたMBさんは「後天的にセンスを獲得する方法」を探しました。
「顧客の定義から事業は始まる」
MBさんは「顧客の定義」を「おしゃれに興味がない人」とし、「ファッションを誰よりもわかりやすく解剖する」知識体系を作ることに成功。
「人は基本的には自分が救われたことでしか、他人を救うことができないのではないか」
「ネガティヴこそがあなたの最大の武器になります」
「おしゃれじゃない人の気持ちがわかる」「センスがないと言われて絶望した」MBさんだからこそ、「おしゃれになりたいけどなれない」と悩む人を救うことができる。
自分がコンプレックスに感じていることは、誰かを救うツールなのかもしれません。
それをただのコンプレックスとするのか、誰かを幸せにする道具にするかはこれからの自分の行動・思想が決めるのでしょう。
まとめ
「やりたいことはあるけど、自信がなく、なかなか一歩が踏み出せない」
「他人の幸せの価値観に振り回されて自分の幸せを見失い、努力の方向を間違っている人」
いわゆる「普通の人」に向けた本、という印象。
目標を立てる前に「続かないのはあなたのせいではない」と励ましてくれ、具体的にどういう目標を立てるべきか、ビジネスとはどうあるべきかをわかりやすく教えてくれる。
「成功するため」の本ではなく、「自分が幸せになり、自分の行動で誰かを幸せにするにはどうしたらいいか」という方向に導いてくれる人生の道標になる本。